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調味料

料理に使う調味料類です。
和食の場合さしすせその順に調味料を入れるなどといいます。
「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油、「そ」は味噌です。
魚料理によく使う調味料を紹介します。
 

調味料

 


料理の味付けは「さ、し、す、せ、そ」と言います。
冒頭にも書いたとおり、「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油、「そ」は味噌です。

調味料を入れる順番は下の表の順番です。
砂糖 醤油 みそ

砂糖、酒が最初に来るのは甘みが食材に入りにくいからです。
ですから最初に甘みを加えて時間をかけて甘みを入れます。
酒(調理酒、日本酒)を最初に入れるのは、これも材料に入りやすくするためと、
食材の臭みを押さえるためです。
味噌などは香りが命ですので最後の仕上げに入れます。



調味料の種類 用途、特徴 使う頻度
砂糖 上白糖 一般的な砂糖。 白砂糖とも言う。 ほとんどの用途に使える。
黒砂糖 サトウキビの絞り汁で作る。 煮物、お菓子向き。  
和三盆 サトウキビから作る。 四国畜産、和菓子向き。  
白ざら糖 結晶が大きく高純度、無色透明。  高級菓子向き。  
中ざら糖 白ざら糖の純度が低い物。 煮物向き、まろやかな風味。  
グラニュー糖 飲料、お菓子向き。料理にも使う。  
中白糖 上白糖よりやや純度が低い物。一般には使わない。  
三温糖 黄褐色をしている。 コクがあり煮物向き。  
角砂糖 グラニュー糖をシロップで固めた物。 飲料向き。  
氷砂糖 砂糖を水に溶かし、時間をかけて再結晶させた物。 果実酒向き。
煮物に使うとツヤが出る。
 
粉砂糖 純度の高い砂糖をすりつぶした物。 菓子類に使う。  
顆粒状糖 溶け易く加工された砂糖。 ヨーグルト、冷たい飲料用。  
甘味料 カエデ糖
メープルシロップ
砂糖カエデから取るシロップ。 ビスケット、ホットケーキ用。  
蜂蜜 ミツバチが集めた花の蜜。
人類がはじめて使った甘味料。
ビタミン、ミネラルが豊富。
 
液糖 液状の砂糖。 ガムシロップなど。  
水飴 麦芽糖から作る。 菓子、料理用。  
調味酒 料理酒 料理用の日本酒です。
素材の臭みを押さえ、旨みを引き出す。
素材を柔らかく仕上げる。
照りを出す。
等の効果があります。
料理用に飲用に向かない加工がしてあります。

料理酒は商品別に味が違いますので、良い料理酒を選ぶ事が
大事です。
飲んで美味しい日本酒を使うのが一番良いと思われます。
味醂、みりん 煮物に甘みと照りを出す調味料。砂糖より深みのある味になる。
赤酒 熊本特産。 みりんと同じように使う。  
みりん風調味料 ブドウ糖に水飴、旨み調味料を配合した物。
ミリンとは別物。
 
食塩 日本の海水を精製、濃縮して作られる。
最も一般的に使われる塩。
天日塩 海水を塩田で蒸発させて作ったもの。
ほぼ、輸入品。
 
クッキングソルト
精製塩
加工塩
輸入の天日塩を溶かして再加工した物。
料理に使いやすく美味しい。

加工天日塩には「しっとりタイプ」と「さらさらタイプ」があります。
「さらさらタイプ」の方が何かと使いやすいです。
つけもの塩 漬物用にリンゴ酸、クエン酸を添加してある。
魚の塩蔵、塩焼きにも向く。
 
岩塩 輸入品、一度溶かして精製したものと、精製していないものがある。  
加工塩
アジシオ
食塩に旨み調味料をコーティングした物。
サラサラして食卓での調味に向く。
 
酢は人類が作った最古の調味料と言われ、旧約聖書にも登場するそうです。  
穀物酢 複数の穀物から作った酢。
和、洋、中、どんな料理にも使いやすい、最もよく使う酢。
米酢 米を原料とした酢。まろやかで深みがあり、酢飯や和食に向く。
黒酢、玄米酢 まろやかで飲用にも向く。  
リンゴ酢 洋風の料理、飲用。  
ワインビネガー ブドウから作る酢。 ドレッシング、ソースに。  
バルサミコ ワインとブドウ果汁が原料。 ソースや料理に使う。  
その他 糟酢、モルトビネガー、果実酒  
醤油 濃い口醤油 一般的に使われる醤油。
普通に醤油と言えばこれが当たる。

醤油は値段が張っても良い物を使いたいです。
淡口醤油 関西を中心に使われ、現在は全国的に料理に使われる。
色が薄く塩分が多め。
色が薄いため料理が綺麗に仕上がる。

煮物になれて来ると、淡口は手放せなくなります。
白醤油 淡口醤油より更に色が薄い。 材料の風味や色を生かす場合に使う。  
たまり醤油 コクがあり照り焼きのタレや刺身に向く。

煮魚の仕上げにも使います。
再仕込み醤油 濃い口醤油に工事を加えて再醗酵させたもの。
刺身、寿司に向く。
 
減塩醤油 塩分を9%(半分)に押さえた醤油。
減塩食に使う。
 
刺身醤油
だし醤油
土佐醤油
醤油を原料に昆布やカツオの出汁を加えて作られる。
公的な基準は無く、メーカーにより味、風味が違う。

煮魚の仕上げにも使います。
魚醤 魚を原料とする醤油。
しょっつる、いしり、いしる、ナンプラー、ニョクマム等
 
味噌 米味噌 大豆と米を発酵・熟成させて作った味噌。

味噌はお好みで地元の物をお使いください。
仙台味噌 赤色、辛口の味噌。  
信州味噌 淡色、辛口の味噌。
江戸甘味噌 赤色、甘みそ。
京都白味噌 甘みが強い味噌。
豆味噌 八丁味噌、大豆と食塩が原料。 名古屋周辺で使われる。  
麦味噌 大豆と大麦又ははだか麦を発酵・熟成させたもの。  
長崎麦味噌、九州の味噌はやや甘口。  
調合味噌 異なる二種類以上のみそを合わせたり、複数の麹を混合して
醸造した味噌のこと。
赤だし味噌等は豆味噌を主体に米味噌を調合した物。
 


よく使う調味料、食材

油類、サラダ油、オリーブオイル、胡麻油 等。
揚げ物

片栗粉、から揚げ、竜田揚げの衣、出しにとろみをつけるのに使います。

小麦粉、天麩羅などに薄力粉を使います。

唐辛子、鷹の爪、一味唐辛子などの形で使う。

山椒、粉末を調味料として使う。

生姜、魚料理の臭みを抑えるのに必需品。

ニンニク、薬味として、調味料として使う。


その他 調味料

ウスターソース、中濃ソース、マヨネーズ、ケチャップなどは洋風料理の必需品です。
また、スパイス類、スパイス類というとちょっと難しい、使い方がわからないイメージがありますが、
コショウ類はスパイスに入るし、ローズマリーなどは煮込み料理に使えます。

調味料の種類 用途、特徴 使用頻度
ソース ウスターソース
果物野菜を煮込み調味した物。家庭の必需品
中濃ソース
ウスターソースを濃く、糖類を増やした物。
フライなど洋風料理のソースベースに使う。
濃厚ソース(とんかつソース)
糖類が多い濃厚なソース。 とんかつソースなど。
 
マヨネーズ
卵と酢、植物オイルで作るサラダソース。 日本では必需品。
トマトケチャップ
トマトで作られた代表的なソース。
マヨネーズと並んでよく使われる。
チリソース
トマトに玉ねぎなどを加えたスパイシーなソース。
 
ハーブ、スパイス 植物の葉や茎を利用した物。
香りや味で素材の癖を隠し旨みを生かす。
オレガノ、タラゴン、タイム、セージ、ベイリーフ、マージョラム、ローズマリー
 
スパイシースパイス 植物の花や蕾、茎、樹皮を利用する物。 強い芳香と辛味がある。
オールスパイス、グリーンペッパー、クローブ、サフラン、サンショウ、
シナモン、ターメリック、ナツメグ、パブリカ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー
 
シードスパイス 植物の種子を利用する物。
アニス、カルダモン、キャラウエイ、クミン、ディル、バニラ、マスタード
 

   
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