男の厨房 魚料理
男の厨房>魚料理>魚の下ごしらえ>アラの下処理、頭の割り方
本文へジャンプ
 
オトコの厨房ホーム
基礎知識 名称
  毒を持つ魚、貝
  トゲのある魚
料理道具、調理器具
魚の下ごしらえ
  ウロコの落とし方
  エラとワタの取り方
  二枚、三枚おろし
  大名おろし
  五枚おろし
  背開き、腹開き
  細長い魚
  頭の割り方
  霜振り
  刺身
  刺身の切り方
  寿司
  焼き魚
  煮魚
  揚げもの
  蒸し料理
  鍋料理
  刺身の盛り付け
  焼き魚の盛り付け
  煮魚の盛り付け
  揚げ物の盛り付け
  出汁のとり方
  調味料
魚の保存
魚の保存料理

魚のおろし方

アラの下処理、
頭の割り方、
切り分け方
  

魚のアラは食べられます。
特に中型以上の鯛類のアラは吸い物(潮汁)、煮物、焼き物等に料理するととても美味しい。
料理すれば美味しい魚のアラですが、その前のアラの処理、特に頭を割るのがたいへんです。
このページではアラの処理、頭の割り方を紹介しています。

!!注意点!!

魚のアラ、特に鯛の仲間の骨はたいへん硬いです。
これを処理するには出刃包丁としっかりしたまな板が必要です。
力を使いますので、大怪我をしないように注意して切りましょう。

魚のアラの切り分け方

石鯛136.jpg

  上の画像は石鯛のアラ。
  左手前は白子と肝、胃腸で、中央手前は腹骨、右手前は血合いです。
  これを適当に切り分けます。

石鯛139.jpg
  頭を切り落とし、中骨を適当な大きさに切ります。
  出刃包丁で叩き切るといいです。
  背鰭にはトゲがあるので切り取ります。

  切り方は出刃包丁で叩き切ってください。
  まな板が安定するように滑り止めに濡れ布巾を下に敷き、
  出刃で叩き切ります。
  怪我をしないように注意です。

  切り分ける大きさは小皿、椀に分けたとき丁度良いくらいの大きさがいいです。



魚の頭の割り方
  
 真鯛(マダイ)の頭を割ります。



  頭の腹側を持って頭を立て、上顎側から包丁を入れます。
  包丁を立て気味に持ちます。
  包丁を前に進めながら、刃元を下に押すような感じで切ります。
      この時に鯛の頭、包丁をしっかり持って切ってください。
      ぐらつくと怪我の元になります。

ushioshiru2.jpg ushioshiru3.jpg
  頭を割ったら目をつぶさないように切り分けます。
      よく切れる出刃包丁を使うと、さして力をいれずに切れます。
      切りにくい時は怪我をしないように叩き切ってください。


  包丁の使い方は、包丁を押して切るのではなく、前後に滑らせて切ります。
  よく言う、「包丁は引いて切る」って奴です。
  頭を割る場合は包丁を前に滑らせて切ります。

魚の頭の割り方動画 (イナダ、ブリの若魚)

頭の割り方をイナダ(ブリの若魚)を使って説明します。

 



魚のアラを切り分けた後の処理、霜振り

切り分けたアラは、吸い物(潮汁)、煮物(アラ炊き)、焼き物、蒸し料理などに使いますが、
そのままでは使えません。
霜振りと言う、魚の臭み抜きの処理をしてから様々な料理に使います。

霜降りの方法はこちら→魚の下処理、霜振り
   
inserted by FC2 system